一般眼科
Medical
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まぶたの一部が腫れて、かゆみや痛みをともなうことがあります。原因はまぶたの汗腺やマイボーム線に細菌感染が起きることによって生じます。
抗生剤の点眼や、軟膏で治療します。化膿がすすんだ場合は切開して膿をだすこともあります。
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。結膜とは、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜のことです。花粉などが原因の、特定の季節にのみ症状があらわれるものを季節性アレルギー性結膜炎といい、一年中症状がみられるものは、通年性アレルギー性結膜炎といいます。重症のものでは、お子様に多くみられる春季カタル、ソフトコンタクトレンズを使っている人にみられる巨大乳頭結膜炎などがあります。主な症状は痒み、充血等があります。
点眼治療が主ですが、場合によってはコンタクトの中止など、アレルゲンの除去も重要です。
目を酷使したり、乾燥した室内に長時間いることで、目の表面を潤している涙が蒸発したり、分泌量が減って角膜が乾燥します。また、最近では涙の質が問題となっていることがわかっています。その結果、角膜に供給される酸素や栄養素が不足し、目の疲れやかゆみ、ゴロゴロとした異物感、充血といったトラブルを引き起こします。
点眼治療に加えて、冷暖房の直撃を避けるなど、環境を整えることも重要です。症例によっては涙点プラグを使用し、涙の通り道をせき止めることで症状改善を試みることがあります。
パソコンや携帯電話の画面を長時間見続けたり、手元で細かい作業を行っていると、目のピント調節を行っている毛様体筋が疲弊し、目に疲れが出ます。また、自分に合ってないメガネやコンタクトレンズをしていると、毛様体筋が無理にピントを合わせようとして、目に疲れが出やすくなります。加齢によって水晶体の弾力が低下したり(白内障の進行)、毛様体筋が衰えると、目に疲れが出やすくなります。
原因によってことなります。初期の老眼が原因であれば点眼や、弱い老眼鏡等を勧めます。明らかにあってない眼鏡であれば、眼鏡を合わせなおします。
モノを見ている時に黒い虫などが見える状態をいいます。視線を動かすと、一緒に黒い虫のようなものが動く場合もあります。症状がでる年齢は中年以降が多いですが、若年者にも症状がでることがあります。
飛蚊症がでる最も多い原因は後部硝子体剥離に伴うものです。眼の中には硝子体というゼリーのようなものがあり、本来網膜と接着しています。ところが年齢を重ねると、網膜と硝子体が離れます。これを後部硝子体剥離と言います。後部硝子体剥離自体は病気ではなく、放置しても問題ありません。しかし、まれに網膜裂孔、硝子体出血など、治療が必要な病気が原因で飛蚊症が生じることがあります。飛蚊症を自覚した時は、一度眼科で眼底検査をすることをお勧めします。
後部硝子体剥離が原因の飛蚊症(生理的飛蚊症)であれば、よほど生活に支障が出ない限り治療を行う必要はありません。網膜裂孔等の場合は光凝固(レーザー)治療、硝子体出血の場合は硝子体手術が必要になることもあり、原因によって適切な治療を行うことが大切です。