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足立区・北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
白内障手術を検討している患者さんから、診察で最も多くいただく質問の一つが
「白内障手術って痛いんですか?」
というものです。
結論から言うと、現在の白内障手術は強い痛みを感じることはほとんどありません。
実際に手術を受けた患者さんの多くが
「思っていたよりずっと楽だった」
「痛みはほとんど感じなかった」
とおっしゃいます。
今回は、白内障手術の痛み・手術中の感覚・術後の状態について、眼科医の立場から分かりやすく解説します。
白内障手術はなぜ痛くないのか
白内障手術では、**点眼麻酔(目薬の麻酔)**を使用します。
手術前に数回麻酔の目薬を点眼することで、目の表面の感覚がしっかり鈍くなるため、手術中の痛みはほとんど感じません。
現在の白内障手術は
・小さな切開(約2〜3mm)
・縫わない手術
・短時間手術
と非常に体への負担が少ない方法で行われています。
そのため、多くの方が局所麻酔のみで安全に手術を受けることが可能です。
手術中に感じること(よくある感覚)
痛みはほとんどありませんが、手術中に次のような感覚を感じることがあります。
患者さんがよく感じること
・まぶしい光が見える
・水が流れる感じ
・触られている感じ
・軽く押される感じ
これらは痛みではなく、圧迫感や触覚に近い感覚です。
多くの患者さんが手術後に
「ライトが明るかった」
「水が流れている感じがした」
とお話しされます。
白内障手術の時間はどれくらい?
白内障手術は、現在では非常に短時間で終わる手術です。
一般的には
手術時間:5〜10分程度
で終了します。
もちろん手術室への入室から退室までの時間はもう少しかかりますが、実際の手術自体は非常に短い時間で終わります。
そのため現在では、日帰り手術が一般的になっています。
手術後は痛い?
白内障手術の後も、強い痛みが出ることはほとんどありません。
術後によくある症状は
・ゴロゴロする感じ
・軽い異物感
・少ししみる感じ
などです。
これは角膜の小さな傷が治る過程で起こる症状で、多くの場合数日で自然に落ち着きます。
痛みよりも「緊張」が多い手術
実際の患者さんを見ていると、手術で一番多いのは
**「痛み」よりも「緊張」**です。
特に初めての手術では
・怖い
・動いてしまいそう
・目を開けていられるか心配
といった不安を感じる方も多くいらっしゃいます。
しかし、手術は短時間で終わり、スタッフも常に声をかけながら進めるため、ほとんどの方が問題なく手術を終えています。
点眼麻酔以外の局所麻酔
① テノン嚢下麻酔(てのんのうかますい)
現在、点眼麻酔の次によく使われる方法です。
白目(結膜)の下にある「テノン嚢」というスペースに麻酔を入れます。
特徴
・痛みをしっかり抑えられる
・眼球の動きも少し抑えられる
・安全性が高い
向いている人
・不安が強い方
・長時間の手術になりそうな場合
・目を動かしてしまいそうな方
👉 点眼麻酔よりもしっかり効く安心タイプの麻酔
② 球後麻酔(きゅうごますい)
眼球の後ろに麻酔を注射する方法です。
以前は主流でしたが、現在はやや減っています。
特徴
・強力な麻酔効果
・眼球がほとんど動かなくなる
デメリット
・注射のリスクがある
・合併症の可能性(まれ)
③前房内麻酔
点眼麻酔は主に「目の表面」に効く麻酔ですが、
前房内麻酔は目の内側の感覚にも作用します。
当院ではほとんどの方は点眼麻酔で手術を行っています。ただし、不安が強い方や、点眼麻酔では痛みがでそうな方(強度近視や若年の方)にはテノン嚢下麻酔を行っています。
白内障手術は、麻酔の進歩によって
痛みや負担が非常に少ない手術になっています。
「怖い」「不安」という方も、麻酔の工夫によって安心して受けられるケースがほとんどです。
不安な点があれば、遠慮なく眼科でご相談ください。




