足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
糖尿病は「血糖値が高い」だけの病気ではありません。
その影響は目にもおよび、**糖尿病網膜症(もうまくしょう)**という
視力を失うおそれのある合併症を引き起こすことがあります。
👁️ 糖尿病網膜症ってどんな病気?
目の奥(網膜)には、ものを見るための大切な細い血管がたくさん走っています。
高血糖が続くと、この血管が少しずつ傷つき、
出血やむくみ、血流不足が起きて視力に悪影響を及ぼします。
最初は自覚症状がなく、視力が落ちたときには
すでにかなり進行していることもあります。
⚠️ 症状が出てからでは遅いことも…
糖尿病網膜症は、
初期の段階では「見え方の変化」がほとんどありません。
しかし、進行すると以下のような症状が現れます。
視界の一部がかすむ・黒くなる
物が歪んで見える
突然視力が下がる
これらの症状が出たときには、**網膜に出血や浮腫(むくみ)**が起きていることもあります。
治療が遅れると、失明につながる危険があります。
🩺 定期検査がなぜ大切なの?
糖尿病の方は、たとえ見え方に異常がなくても、
**年に1回以上の眼底検査(網膜のチェック)**を受けることが非常に大切です。
眼科では以下のような検査を行います。
眼底検査(散瞳検査):網膜の血管を直接観察
OCT検査:網膜のむくみを断層的に確認
視力・眼圧測定:他の眼疾患の併発チェックにも有効
これらの検査で早期の変化を見つけ、治療を始めれば視力を守れる確率が高まります。
💬 こんな方は要注意!
血糖値・HbA1cが高めで推移している
糖尿病と診断されてから数年以上経過している
しばらく眼科を受診していない
このような方は、今は見えていても油断せず、
年1回の眼底検査を習慣にしましょう。
🍀糖尿病網膜症とは?定期検査が“失明を防ぐ鍵”です
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