
足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
最近「セタネオ点眼液(セペタプロスト)」という、
新しいタイプの緑内障の目薬が登場しました!
2025年10月に発売されたばかりの“最新の点眼薬”です。
💡セタネオはどんな薬?
セタネオは、眼圧を下げるための目薬です。
緑内障や高眼圧症の人に使うもので、
1日1回、夜寝る前などに1滴さすだけでOK。
従来の点眼(ラタノプロストなど)と同じ仲間の薬なんですが、
実は「2つのルート」から眼圧を下げるのが特徴なんです。
🔬どんな仕組みで効くの?
目の中には「房水(ぼうすい)」という水が流れています。
この房水がうまく外に出ないと、眼圧が上がってしまいます。
セタネオは、
房水を外に逃がす“ぶどう膜強膜流出路”
もうひとつの“線維柱帯からの流出路”
の 両方を活性化 してくれます。
つまり、「2つの出口を開けてくれる薬」なんですね!
これまでの薬で眼圧が下がりにくかった人にも期待できそうです。
🌈副作用はあるの?
どんな薬にも副作用はありますが、
セタネオもいくつか注意しておきたい点があります。
よくあるのは…
目の充血
まつ毛が伸びる、濃くなる
まぶたの色が少し濃くなる
虹彩(黒目のまわり)の色が変わることがある
特に虹彩の色の変化は元に戻りにくいので、
片目だけ点眼する場合は色の違いに気づく方もいます。
点眼後は、液が皮膚についたら軽くふき取ってくださいね。
🕒使い方のポイント
1日1回、夜寝る前がおすすめ
点眼後は軽く目を閉じて、涙が流れ出ないように
まぶたについたらふき取る
他の点眼と併用している場合は、5分以上あけてさしましょう
🩺どんな人におすすめ?
これまでの目薬で眼圧が下がりにくい方
点眼の種類を減らしたい方
新しい薬を試してみたい方
特に、すでにプロスタ系(ラタノ、トラボ、ビマトなど)を使っている方が
「ちょっと効きが弱いな」という時に、切り替え候補になります。
👨⚕️院長よりひとこと
「セタネオ」は、緑内障治療の新しい選択肢として注目の薬です。
従来の点眼で眼圧が下がりきらない方にも、
“もうひと押し”できる可能性があります。
副作用もきちんと説明したうえで、
その方に合うかどうかを一緒に考えていきましょう。




