
足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
冬になると「目が乾く」「ゴロゴロする」「パソコンで霞む」など、
ドライアイの症状が強くなる方が毎年増えます。
今回は、冬にドライアイが悪化する理由と、今日からできる簡単な対策をまとめました。
👁️ 冬にドライアイが悪くなる3つの原因
① 空気の乾燥(湿度が40%以下になる)
冬は外気が乾燥するだけでなく、暖房の使用で室内の湿度が大きく下がります。
湿度が低いと涙がすぐに蒸発してしまい、目の表面が乾きやすくなります。
② まばたきの回数が減る(スマホ・PCの影響)
スマホやパソコンを見る時間が増えると、まばたきが通常の半分以下に減少します。
特に冬は屋内で過ごす時間が増えるため、さらに乾燥が進みます。
③ 涙の“油層”が固まりやすい
まぶたの「マイボーム腺」から出る油は、涙の蒸発を防ぐ重要な役割があります。
しかし寒さで油が固くなり、分泌が低下してドライアイ症状が悪化します。
放置すると起こること
視界がかすむ
ゴロゴロ違和感
充血
コンタクトが合わない
角膜上皮剥離(傷)
悪化すると、痛みや光がまぶしい症状が出ることもあります。
❗ 冬のドライアイを防ぐための対策
① 人工涙液・ヒアルロン酸点眼をこまめに使う
乾きを感じる前に、予防的に数回の点眼が効果的です。
コンタクトの人は防腐剤フリーを選びましょう。
② 加湿器を使い、湿度40〜60%をキープ
暖房で湿度は一気に下がります。
加湿器がない場合は、濡れタオルを干すだけでも効果あり。
③ ホットアイマスクで油のつまりを予防
目元を温めると、マイボーム腺の油が柔らかくなり涙の質が改善します。
目安:1回5〜10分
毎日 or 週3〜5回がおすすめ
ドライアイの原因は
涙の量が少ないタイプ
油が不足するタイプ
まばたき由来のタイプ
などに分かれ、治療が異なります。
冬は“乾燥の季節”。
毎年ドライアイが悪化する方は、早めのケアがおすすめです。
目の乾き・かすみ・ゴロゴロ感が続く方は、
お気軽にご相談ください。




