
足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
目の周りにピリピリとした痛みや赤みが出てきたら、それは単なる肌荒れではないかもしれません。今回は、放置すると視力にも影響を及ぼす可能性がある**「眼部帯状疱疹(がんぶたいじょうほうしん)」**について、解説します。
1. 眼部帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、体内に潜んでいた「水痘・帯状疱疹ウイルス」が、免疫力の低下をきっかけに再活性化することで起こります。
その中でも、顔の片側の目の周り(三叉神経の第一枝という領域)に症状が出るものを眼部帯状疱疹と呼びます。
2. 特徴的な症状のサイン
初期段階では「ただの湿疹かな?」と見過ごされがちですが、以下のステップで進行することが多いです。
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前触れの痛み: 皮膚に何も出ていないのに、目の周りや額がピリピリ、チクチクと痛む(この段階だと見逃されることも多いです)。
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赤みと水ぶくれ: 数日後、片側の目の周りや鼻の先に赤い発疹や水ぶくれが現れる。
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目の異常: 充血、まぶしさ、異物感、あるいは視力の低下。
3. なぜ「眼科」受診が必要なの?
帯状疱疹は皮膚科のイメージが強いですが、目の周りの場合は眼科との併診が不可欠です。ウイルスが目の中で悪さをすると、以下のような合併症を引き起こすリスクがあるからです。
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角膜炎: 黒目が濁り、視力が落ちる原因に。
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虹彩毛様体炎: 目の中で炎症が起き、強い痛みや充血を伴う。
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緑内障・網膜壊死:まれですが 最悪の場合、失明に至る恐れもあります。
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4. 治療と予防について
治療の基本
とにかく**「早期発見・早期治療」**がすべてです。 発症から72時間以内に抗ウイルス薬(飲み薬や点滴)を開始することで、症状の重症化や後遺症(帯状疱疹後神経痛)のリスクを下げることができます。
予防接種のすすめ
50歳以上の方は、ワクチンを接種することで発症率を大幅に抑えることが可能です。最近では予防効果の高いワクチンも普及しているので、気になる方は一度医師に相談してみましょう。
まとめ:異変を感じたらすぐに病院へ
眼部帯状疱疹は、見た目の問題だけでなく**「一生の視力」**に関わる病気です。 「片側の目の周りが痛い」「変な湿疹が出た」と感じたら、我慢せずに皮膚科と眼科を受診しましょう。
健康な目と肌を守るために、免疫力を高める生活(睡眠・栄養)も忘れずに!




