
足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
白内障手術の進歩により、単に「濁りを取る手術」から「見え方の質を高める手術」へと大きく変化しています。
その中でも重要な役割を担っているのが**トーリック眼内レンズ(乱視矯正用眼内レンズ)**です。
今回は、当院におけるトーリック眼内レンズの使用状況と、その適応・効果についてご紹介します。
トーリック眼内レンズとは?
トーリック眼内レンズは、角膜乱視を補正する機能を持った眼内レンズです。
通常の単焦点レンズでは乱視が残るため、
- 視力の伸びが不十分
- 術後も乱視補正の為のメガネが必要
となるケースがありますが、トーリックレンズを使用することで、裸眼視力の改善が期待できます。
当院での使用割合
当院では、白内障手術を受けられる患者様のうち、
👉 約60%にトーリック眼内レンズを使用しています。
この60%という数値ですが、おそらくトーリックレンズの使用割合は多いほうだと思います。
その理由は少しでも乱視がでそうならトーリックレンズを使用しているのと、術者によっては切開創の位置などで乱視矯正しているところを、私は切開創は全て決まった位置でおこなっているので、その分トーリックレンズの使用頻度が上がっているのだと思います。
適応となる患者さん
トーリック眼内レンズはすべての方に必要なわけではありません。
乱視が軽度の場合や、眼の状態によっては適応とならないこともあり、かえってトーリックレンズを入れることで乱視が増えることもあります。
当院では保険診療で使用する単焦点レンズのトーリックレンズを入れたほうが乱視が減ると判断した場合は、トーリックレンズを入れることによるデメリットはありませんから、基本的に全例トーリックレンズを使用しています。
単焦点レンズのトーリックレンズの場合は保険診療となるため、追加の料金はありません。
ただし、多焦点レンズの場合は選定療養や自費診療となるため、トーリックかトーリックでないかで料金が変わってきます。
注意点
トーリック眼内レンズにはいくつか注意点もあります。
- 術後にレンズの回旋が起こる可能性(稀)
- 完全に乱視がゼロになるわけではない
まとめ
当院では、患者さん一人ひとりの合わせて眼の状態合わせて、トーリック眼内レンズを積極的に活用しています。
白内障手術は「見えるようになる」だけでなく、
「どれだけ快適に見えるか」まで追求する時代です。
白内障と診断されて乱視もあると言われた方は、トーリクレンズを使用することで乱視を軽減できる可能性があります。
ぜひ一度ご相談ください。




