足立区北綾瀬の眼科、シオノアイクリニックです。
「白内障の手術を勧められたけれど、費用がいくらかかるか不安…」という声を患者様からよく耳にします。白内障手術は基本的に保険診療が適用されますが、年齢や所得によって自己負担額は異なります。
さらに、医療費が高額になった場合の救済策である「高額療養費制度」を使えば、実際の窓口負担を一定の「限度額」までに抑えることができます。
今回は、白内障手術の費用目安と、知っておかないと損をする限度額の仕組みについて、2026年最新の制度改定も踏まえて分かりやすく解説します。
1. 白内障手術(単焦点レンズ)の費用目安
一般的に行われる「単焦点レンズ」を用いた白内障手術(日帰り・片眼)の窓口負担の目安は以下の通りです。
保険の負担割合 片眼の費用目安 1割負担(主に75歳以上の一部など) 約15,000円 2割負担(主に70歳〜74歳、75歳以上の一般所得など) 約18,000円〜30,000円 3割負担(現役世代・現役並み所得の高齢者) 約45,000円〜50,000円
※上記は手術・検査・お薬代などを含めた一般的な日帰り手術の目安です。入院する場合は、別途入院基本料やベッド代などが加算されます。
2. 医療費を抑える「高額療養費制度」とは?
高額療養費制度とは、1ヶ月(月の1日〜末日まで)に支払った医療費の自己負担額が、所得に応じた「上限(限度額)」を超えた場合、超えた分が後から払い戻される(または窓口負担が免除される)制度です。
特に70歳以上の方は、現役世代に比べて上限額が低く設定されているため、制度の恩恵を受けやすくなっています。
【注意】2026年8月から上限額が引き上げられます
政府の方針により、2026年8月1日から高額療養費制度の月額上限額が一部引き上げ(約7%〜10%の値上げ)となります。
例えば、70歳以上で「一般所得(2割負担)」の方の場合:
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2026年7月末まで:外来(通院)の月額上限は 18,000円
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2026年8月以降:外来(通院)の月額上限は 24,600円 に変更
このように、手術を受けるタイミングが8月以降になると、所得区分によっては窓口負担が数千円〜1万円ほど高くなるケースがあります。
3. 「両目を同じ月に手術する」と費用が安くなる?
白内障手術は片眼ずつ行うのが一般的ですが、「両目を同じ月(同じカレンダー内)に手術するか、月をまたぐか」で、トータルの自己負担額が大きく変わることがあります。
例:70歳以上・2割負担(一般所得)の方が両目を手術する場合
2割負担の方の月額上限は、18,000円(2026年8月以降は24,600円)です。
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同じ月に両目を手術した場合 片眼目の手術で上限額の18,000円に達するため、2本目の手術費用は実質0円(上限まで)になり、その月のトータル負担は18,000円で済みます。
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月をまたいで手術した場合(例:1代目を4月末、2代目を5月に手術) 4月に18,000円、5月に18,000円の支払いが発生するため、トータル負担は36,000円になってしまいます。
このように、同じ月にまとめて手術をスケジュールすることで、医療費を大幅に抑えることが可能です。
4. 窓口での支払いを最初から止める「限度額適用認定証」
「後から返金されると言っても、一度に何万円も支払うのは大変…」という方は、事前に「限度額適用認定証」を申請し、手術当日に当院の窓口にご提示ください。最初から上限額までの支払いだけで済むようになります。マイナンバーで受付した場合は認定証を申請する必要はありません。
※70歳以上で「一般」または「現役並みⅢ(最高所得層)」に該当する方は、高齢受給者証のみで自動的に上限が適用されるため、事前の認定証手続きは不要な場合がほとんどです。ご自身の区分がわからない場合は、お気軽に当院スタッフへお尋ねください。
まとめ:費用の不安は事前にご相談ください




