視界がゆがむ嫌な見え方に悩んでいるとき、眼科の受診を考えるかと思います。しかし、健診以外で眼科医に症状を相談した経験がない方の中には、どのような検査をして治療を始めるか、少し不安になる方もいるのではないでしょうか?
そのような方のために、こちらでは視界がゆがむ加齢黄斑変性の検査と、その治療方法について説明いたします。
視界がゆがむ加齢黄斑変性の検査
視力検査
ランドルト環(アルファベットのCに似た視標)を見て、どの方向に切れ目があるかを確認しながら、実際の見え方を調べる検査です。加齢黄斑変性では視力低下が起こりますので、視力検査は他の目の病気と同様に重要な検査と言えます。
眼底検査
眼科医が検眼鏡を用いて眼球内部を直接観察したり、記録のために眼底カメラで写真を撮って調べたりします。眼底検査は血管・網膜・視神経の状態を調べるため、新生血管(異常な血管)や出血など、視界がゆがむ原因を見つけやすいのが特徴です。
蛍光眼底造影検査
静脈から蛍光色素を注入し、眼底カメラで新生血管や漏れ出た血液の位置を調べる検査です。この検査には、フルオレセイン造影検査とインドシアニングリーン造影検査の2種類があります。
アムスラー検査
方眼紙(格子状の目)のような図を見てもらい、どのように視界がゆがむかを調べる簡易的な検査です。自宅にある新聞やカレンダーを使えば、自分でもチェックできます。
視界がゆがむ加齢黄斑変性を正しく診断し、適切な治療を始めるためには、眼科での詳しい検査が必要です。早期発見のためにも、50歳を過ぎたら年に1回は眼科で検査をしましょう。
視界がゆがむ加齢黄斑変性の治療
残念ですが萎縮型の加齢黄斑変性には、今のところ治療方法はありません。しかし、滲出型の加齢黄斑変性にはいくつかの治療方法があります。以下の説明は、一般的な滲出型の加齢黄斑変性の治療方法です。
レーザー光凝固による治療
レーザーを照射して新生血管を焼き固める治療です。この治療方法は、新生血管が黄斑の中心から離れた場所にある場合に取り入れられます。新生血管がなくなれば視界がゆがむ症状は止まり、視力が回復するケースもあります。
抗VEGF薬による治療
抗VEGF薬を眼内に注入してVEGF(血管内皮増殖因子)を一時的に減らす治療です。血管の新生を促す物質のVEGFをブロックすることで、視界がゆがむ原因となる新生血管の発育を一時的に抑えます。この治療方法は、新生血管が黄斑の中心に達している場所に取り入れられます。
※一過性の高眼圧、結膜下出血などの他、ごく稀に抗VEGF薬による合併症などの副作用があります。
視界がゆがむときは眼科で検査をしよう
視界がゆがむ悩みで眼科を受診するとき、どのような検査をした後に治療を始めるか知りたい方に向けて、加齢黄斑変性の検査と一般的な滲出型の加齢黄斑変性の治療方法についてまとめてみました。少しでも視界がゆがむようなことがあれば、眼科で適切な検査をして治療を始めましょう。
足立区谷中にあるシオノアイクリニックは、抗VEGF薬の投与にも対応しています。副作用についても十分説明し、適正な治療効果が得られるように努めています。視界がゆがむ悩みで相談があれば、気兼ねなくご来院ください。
視界がゆがむ見え方にお困りでしたらシオノアイクリニックへ
医院名 | シオノアイクリニック |
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住所 | 〒120-0006 東京都足立区谷中2丁目5−10 |
TEL | 03-6802-6575 |
FAX | 03-6802-6576 |
診療科目 | 一般眼科(ドライアイ、結膜炎、コンタクト等)・白内障・緑内障・網膜硝子体疾患(加齢黄斑変性、網膜剥離、糖尿病網膜症等)・ぶどう膜炎・小児眼科 |
休診日 | 木曜日・日曜日・祝日 |
診療時間 | 午前9:00~12:30 午後14:30~18:00 【土曜日】 09:00~13:00 |
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